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冬の札幌で暖かい賃貸物件の見分け方|お部屋の構造や内見時のポイントを解説2025.12.17

札幌の冬は、時にマイナス二桁の気温に達する厳しい環境です。

賃貸物件の暖房をつけても寒かったり、光熱費が予想外に高額になったりして、冬の暮らしに悩む人も少なくありません。

札幌の賃貸物件の暖かさは、築年数や建物の構造によって大きな差があります。

そのため、入居してから後悔しないように、物件を選ぶ前の準備が重要になります。

本記事では、札幌で「本当に暖かい賃貸」を見つけるためのポイント、内見時の具体的なチェックリストなど、暖かく快適な冬を過ごすための知識をご紹介します。

札幌の冬に「暖かい賃貸」を見極めるためのポイント

寒さが厳しい札幌では、お部屋の基本性能が冬の快適さを大きく左右します。

ここでは、札幌の冬に「暖かい賃貸」を見極めるためのポイントをご紹介します。

窓の構造

札幌の冬を快適に過ごすには、窓の断熱性能を確認しなければなりません。

室内の暖かい空気は、大部分が窓から外へ逃げていきます。

そのため、ガラスが2枚構造になった「複層ガラス(ペアガラス)」や、窓の内側にもう一つ窓がある「二重サッシ(二重窓)」が必須です。

ガラスとガラスの間に空気の層ができることで、熱の移動を遮断する仕組みになっています。

また、窓枠の素材も確認しましょう。

熱を伝えやすい金属製のアルミサッシではなく、断熱性に優れた樹脂製サッシが採用されている物件を選ぶと、外気の影響を受けにくくなります。

暖房の種類

暖房設備は「燃料」と「放熱方式」で分類されます。

燃料は主に灯油、都市ガス、プロパンガス、電気の4種類です。

札幌で最も光熱費を抑えやすい燃料は灯油で、次に都市ガスが続きます。

プロパンガスや、ヒートポンプ式ではない古い電気暖房は、冬場の請求額が高額になりやすいため注意が必要です。

放熱方式には、温風が出るFF式ストーブや、ボイラーで温めた不凍液をパネルに循環させるセントラルヒーティングなどがあります。

部屋全体を均一に暖めたい場合は、窓下にパネルがあるセントラルヒーティングの物件が適しています。

建物の構造

建物の骨組みとなる構造は、気密性と断熱性に直結します。

一般的に、木造アパートは通気性が高いため隙間風が入りやすく、冬は冷え込みやすい傾向です。

一方、鉄筋コンクリート造(RC造)のマンションは、コンクリートを流し込んで壁を作るため隙間ができにくく、高い気密性を持ちます。

気密性が高いと、暖房で温めた空気が外に逃げにくいため、部屋の暖かさを長時間維持できます。

寒さを徹底して避けたい場合は、木造よりも気密性に優れた鉄筋コンクリート造の物件を優先して探すと良いでしょう。

築年数

築年数は、物件が建設された当時の断熱基準を知る目安となります。

日本の断熱基準は改正を繰り返しており、新しい物件ほど壁や床に入っている断熱材の性能が高く、厚みも十分確保されています。

特に1999年の「次世代省エネルギー基準」以降に建てられた物件は、以前の建物に比べて格段に暖かさが向上しています。

ただし、築年数が古くても、リノベーションによって最新の断熱材を入れたり、窓をペアガラスに交換したりしているケースもあります。

築年数という数字だけで判断せず、リフォーム履歴もあわせて確認しましょう。

部屋の方角

札幌の冬は日照時間が短いため、部屋の方角による日当たりの良し悪しが室温に大きく影響します。

南向きの部屋は、太陽高度が低い冬場でも日差しが部屋の奥まで届きやすく、晴れた昼間であれば暖房を弱めても暖かく過ごせる場合があります。

逆に北向きの部屋は一日中直射日光が入らないため、冷気が溜まりやすく、窓ガラスの結露も発生しやすくなります。

西向きや東向きは時間帯によって日が入りますが、南向きほどの恩恵は受けられません。

暖房効率を上げたいなら、日中を通して明るく暖かい南向きの物件が有利です。

暖かい部屋の家賃と光熱費について

札幌での生活において、冬の出費で最も気になるのが家賃と光熱費です。

毎月の家賃と、冬の暖房費という側面から、コスト面での物件選びのコツを紹介します。

家賃

札幌の賃貸市場では、断熱性能が高く暖かい物件ほど、家賃相場が高くなる傾向にあります。

鉄筋コンクリート造や築年数の浅いマンションは、木造アパートと比較して気密性が高く、窓も複層ガラスなどの高機能な設備が整っているため、家賃が数千円から1万円程度高く設定されるケースが多いです。

一方で、家賃の安さだけで築古の木造物件を選ぶと、外気の影響を受けやすく室温が下がりやすいため、結果として暖房費がかさむリスクがあります。

物件を選ぶ際は、毎月の家賃額面だけで判断せず、冬場にかかる暖房費も含めた住居費の総額で比較検討する必要があります。

光熱費

札幌の冬は氷点下の日が続くため、暖房を長時間使用することになり、光熱費が夏場の数倍に跳ね上がります。

暖房費の金額を大きく左右するのは、使用する燃料の種類です。

一般的に、灯油や都市ガスを使用する暖房機器は、燃料単価が比較的安く抑えられます。

対照的に、プロパンガスは供給会社が自由に価格を設定できるため単価が高く、冬場の請求額が2万円を超えるケースも見られます。

また、古いタイプの電気暖房も消費電力が大きく高額になりがちです。

物件選びの段階で、その部屋がどの燃料を使って暖房するのかを必ず確認しなければなりません。

内見時に暖かい部屋を選ぶためのチェックリスト

図面や写真だけでは分からない暖かさは、現地で確かめる必要があります。

手で触れたり、細かな部分をチェックしたり、暖かさを見極めるための具確認項目を見ていきましょう。

窓枠や壁の表面温度

内見時に暖房が入っていない場合、窓枠や壁に直接手で触れてみることで、物件の断熱性能を肌で感じ取れます。

窓のサッシ部分が金属製のアルミである場合、外の冷気がそのまま室内に伝導するため、触れると氷のように冷たく感じます。

逆に、樹脂製のサッシであれば冷たさが和らぎます。

また、窓だけでなく、北側の壁や窓の下の壁面にも触れてみてください。

壁の表面温度が極端に低い場合、壁の中に入っている断熱材が薄かったり劣化していたりする可能性があります。

結露やカビの痕跡

以前の入居者が生活していた痕跡を探すことで、冬場の室内環境を予測できます。

窓ガラスのゴムパッキンに黒い点々としたカビが残っていたり、窓枠の木部が水濡れで変色していたりする場合、冬場に激しい結露が発生しやすい環境です。

また、部屋の隅やカーテンレール周辺のクロス、クローゼットの奥の壁なども注意深く観察してください。

クロスが黒ずんでいたり、剥がれかけていたりする場合、壁の断熱不足により湿気がこもり、カビが発生していた証拠です。

結露やカビの跡が多い部屋は、断熱性が低いだけでなく、湿気による健康被害や掃除の手間も発生するため、快適な冬を過ごすには不向きでしょう。

間仕切りや建具の隙間

冷気の侵入を防ぐためにも、玄関や廊下と居室を隔てるドアや引き戸の建て付けを確認してみましょう。

ドアを閉めた状態で、床との間に大きな隙間がないか、建具自体がガタついていないかをチェックしてください。

特に、リビングと廊下の間に扉がないワンルームや、隙間の大きい引き戸で仕切られているだけの間取りは、玄関から入った冷気がそのまま居住スペースに流れ込みます。

どれだけ暖房で部屋を暖めても、隙間から冷たい風が入り込むと室温は安定しません。

手をかざして空気の流れを感じたり、スマートフォンのライトで隙間を照らしたりして、密閉性を確認することで、暖房効率の良い部屋かどうかを判断できます。

共用廊下のタイプ(内・外)

玄関ドアを開ける前にある共用廊下が、建物の内部にある「内廊下」か、外気にさらされている「外廊下」かを確認します。

外廊下の物件は、玄関ドアが直接外気や雪風にさらされるため、ドア自体が冷凍庫のように冷え切ってしまいます。

金属製のドアを通じて冷気が室内の廊下や玄関ホールに伝わり、部屋全体の温度を下げる要因となります。

一方で、ホテルライクな内廊下の物件は、共用部分も壁や屋根で覆われているため、玄関ドアが極端に冷えることを防げます。

玄関を開けた瞬間に吹き込む風や雪の影響も受けないため、室内の暖かさを維持しやすく、冬の出入りも快適になります。

給気口や換気扇の形状

室内の壁に設置されている給気口(通気口)や、キッチン・トイレの換気扇の仕組みを確認します。

給気口に「シャッター」や「開閉機能」が付いていない古いタイプの場合、冬場の冷たい風がダイレクトに吹き込み続けます。

手動で完全に密閉できるカバーが付いているか、フィルターを通して冷気を緩和する構造になっているかを見てください。

キッチンのレンジフードも、稼働していない時に外気を遮断するシャッター機能が付いていないと、強い冬風が換気ダクトを逆流して室内に入り込み、暖房効果を著しく低下させる原因となります。

冬の札幌で入居後に賃貸でも取り組める防寒対策

どんな賃貸物件でも、少しの工夫で暖かさと快適さを大きく向上させることが可能です。

ここでは、冬の札幌で入居後に賃貸でも取り組める防寒対策をご紹介します。

窓の断熱(シート・カーテン)

賃貸物件で最も熱が逃げやすい場所は窓です。

原状回復が必要な部屋でも、水で貼って剥がせるタイプの気泡緩衝材、いわゆるプチプチ状の断熱シートをガラス面に貼るだけで、空気の層ができて冷気を遮断できます。

また、カーテンを厚手の遮光タイプや断熱裏地付きのものに変える方法も有効です。

カーテンの丈を床に届くギリギリの長さ、あるいは少し引きずる程度に調節することで、窓の下から入り込む冷気を物理的にシャットアウトし、足元の冷えを防ぎます。

暖気の循環(サーキュレーター)

暖かい空気は軽いため天井付近に溜まり、冷たい空気は床元に溜まる性質があります。

暖房をつけていても足元だけが冷える場合、サーキュレーターや扇風機を活用して空気を強制的に混ぜ合わせます。

機器を天井に向けて風を送り、上に溜まった暖気を壁伝いに下へ降ろすイメージで稼働させます。

部屋全体の空気が混ざり合うことで、暖房の設定温度を上げなくても体感温度が上昇し、無駄な燃料消費を抑える省エネ効果も期待できます。

湿度の調整(加湿)

室内の空気が乾燥していると、皮膚から水分が蒸発する際に熱を奪うため、実際の室温よりも寒く感じてしまいます。

札幌の冬は暖房の使用で極端に乾燥しやすいため、加湿器を使用して湿度を40パーセントから60パーセント程度に保つ工夫が必要です。

専用の機器が無い場合は、濡れたタオルを干したり、洗濯物を室内干しにしたりするだけでも、部屋をより暖かく感じられます。

まとめ

札幌で快適に冬を過ごすには、物件選びの段階で暖房の種類や窓の断熱性を確認することが大切です。

家賃と光熱費のバランスを見ながら、築年数や構造にも目を向けることで、後悔のないお部屋探しができます。

さらに、入居後に断熱シートやサーキュレーターといった簡単な工夫を取り入れることで、暖かさと節約を両立できるでしょう。

本記事を参考に、寒さに負けない、快適で暖かい札幌での暮らしを始めてみてはいかがでしょうか。



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